みきで愛サポートセンターのブログ、第4回目は「結婚・子育てと働き方」です!
このブログは、みきで愛サポートセンターが実施した「平日夜の交流セミナーカフェ」で実際セミナーでお話しした内容です。人生経験豊かな婚活ボランティアの方に、「私の時はこうだった」「ああだった」と、多種多様な結婚・子育てと働き方をお話しもいただきました。
さて、結婚後の生活、特に女性の働き方について、どう考える未婚者が多いのでしょうか。
厚生労働省の「第16回出生動向基本調査(2021)」では、1987年から34年間で初めて、未婚の男女が望む「理想の女性のライフコース」が、「仕事と子育ての両立」がトップになりました(男性は、「パートナーに望むライフコース」のことです)。「仕事と子育ての両立」という女性のライフコースを望んでいるのは、未婚女性の34.0%、未婚男性の39.4%です。ちなみに、他に「専業主婦」「再就職」「DINKS(結婚しているが子どもがいない)」「非婚」から選ぶ形になっています。
一方、スライドにもあるように、子どもがいる女性の就業状態は、5年前と比べ、近年の子育て支援政策により就業率が向上しています。しかし、5年前と同様に子どもが小学生の時期に最も正社員の比率が低くなり、その後同水準ででほぼ横ばい状態という点では変わりません。子どもの年齢による比較では、0・1歳は正社員が最も多い(5年前は専業主婦だった)点に変化を感じますが、5年前と同様、3歳児には専業主婦が最多、小学生以降は非正規が最多になります。非正規での就業者は、子どもが大きくなるについれて徐々に増え、「子どもが高校生の女性」では44%を占めます。専業主婦の女性は、子どもが小学生になると、年齢とともに比率が下がります。
正社員比率に目を向けると、0-1歳児に47%前後であった正社員比率が、3歳で31%、小1が最も低く29%になります。これは、3歳まで育休や育休時の支援金が拡充されたことで、育休後仕事を辞める方が1歳から3歳にシフトしたことや、いわゆる「小1の壁」の影響が考えられます。
「小1の壁」とは、ア)育児支援の側面と、イ)子ども本人の側面があり、結果として親(多くは母親)が正社員での仕事と育児の両立が難しくなることをたとえて「壁」と言っています。
それぞれに分けて解説します。
ア)の育児支援の側面では、小学生を機に①会社の制度と②保育システムが変わる ことによって起こります。
①会社の制度は、時短勤務等の会社側の支援が「未就学児を対象としている」ことが多く、小学生になると通常勤務に戻ることで親のキャリア継続が難しくなる ことを指します。
②保育システムが変わる、というのは、未就学児までは全国一律の基準を満たすサービス(保育所、子ども園)が提供されていることに対し、小学生の保育については内容・制度ともに地域ごとに大きく差があり、学校教育に足す形の制度であることです。
学童保育は地域により運営にかなり差があります。例えば、三木市では「公設・学校の敷地内に設置(1か所だけ隣接地)・18時まで・長期休みだけの利用OK・6年生までの利用OK・土曜開所毎週有・長期休みは7:45開所」という内容で、結構充実しているのですが、近隣市だと「民設民営しかない(地域により、法人ではなく保護者や地域ボランティアによる運営の場合もある)」「学校とは別の場所に学童があり、子どもが歩いて移動しないといけない」「17時まで、集団下校」「長期休みだけの利用はできない」「4年生までしか利用できない」「定員超過で小学1年生しか事実上入れない」「土曜日は普段とは別の学童保育室(近隣校区で一か所)に行かないといけない」「長期休み時は9:00開所(小学1年生でも親の出勤後家に子ども一人ですごし、鍵をかけて学童に行かなければならない家庭もある)」という地域も多いです。
なかなか学童保育に注目して住む場所を選ぶ方は少ないと思いますが、小学校に入学する前に、学童保育の内容をしっかり確認して住む地域を選ぶとよいと思います。
イ)の子ども自身の側面とは、子どもの世界が広がり、成長する中で親が正社員での勤務が難しくなることもあるというものです。
例えば、仲の良いお友達は学校が終わったら家に帰ってお友達と遊んだり、習い事に行ったりしている。すると、子ども自身が「私は、なぜ学校が終わっても学校の中にある保育室に行かないといけないの?」という疑問を持ちはじめ、「お友達と一緒に遊びたい」「お友達と同じ習い事をしたい」といった自我や社会性が成長することで、親が思ったように行動してくれないということが出てきます。その結果、「学童に行くのは嫌だ」と主張したり、実力行使で黙って学童に行かずにお友達と遊びに行くという行動を取る子もいます。
最後に、親自身が出産や育児を通じて変わる人もいるということをお伝えします。例えば、つわりが重いタイプで通勤がつらいという方もいれば、お子さんが生まれたら可愛くて仕事の時間離れるなんて考えられない、小学校の勉強も親(私)が見てあげたい、手作りの体にいいおやつを作ってあげたい・・・というように、子どもとの時間を仕事よりも大切にしたいと考えが変わることもあります。ライフコースとは、どんな局面でもパートナーをはじめとした家族で話し合い、家族として同じ船に乗った仲間のようにまとまって少しづついい方向、いい関係を模索しながら構築していく過程です。思い描いていたコースと違うけど幸せ、という方もたくさんいることをお伝えします。
追伸になりますが、学童保育や高校生のお弁当で例えると、私の場合はしんどくならないように、週に一度「菓子パンデー」を作っています。ママ友には、「ご飯に牛丼等のレトルト弁当」「カップラーメン弁当」というたまに息抜き用のお弁当デーを自分ルールで作っている人もいます。
何事も完璧に行うのは難しいですし、逆に子供が喜ぶ市販品を見つけるために一緒にスーパーで買い物することで親子の時間を有効に使うこともできます。お母さんが手作りにこだわってイライラしているよりも、ニコニコ笑っているほうが子どもにとっても幸せだ、ということや、子ども自身の個性は親であっても変えることは難しいので、一緒に人生を考えて寄り添う時間を捻出する、親子の過程が最も大事だと思います。
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